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初参り(お宮参り)

私たち夫婦に子供が生まれて一ヶ月が経ちました。

産院での一ヶ月検診も無事に終わり、「初参り」として、先日、地元の鎮守・氏神である氷川神社へお参りし、本日、芝にある浄土宗の大本山・増上寺へ安産祈願の御礼参りを兼ねてお参りしてきました。

「初参り」は「お宮参り」とも言い、子供が初めて神社(産土神)や仏閣(お寺)に参拝し、神仏に赤ちゃんが無事に誕生した事を報告し、無事成長できるように御祈願する行事です。「初宮参り」「寺参り」「産土参り」「産土詣で」など、さまざまな呼び名があるようです。

「初参り」のしきたり、時期は地方によって違いがあるようですが、おおよそ生後三十日から百日前後に行なわれることが多い様です。
子供が生まれ、普段の生活に入れるのは古来より、三十日位を経過した後とされ、男児は三十一日目(三十日目や三十二日目とされることもあるようです)、女児はそれより一日か二日後に初参りを行なうのが一般的ですが、三十日にこだわることなく、赤ちゃんと母親の健康状態を優先し、天候や都合の良い日を選んでお参りします。

増上寺での「初参り」の御祈願は、通常の御祈願とは違い、事前に予約が必要ですので注意してください。

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井上章一『霊柩車の誕生』

最近、井上章一氏の『霊柩車の誕生』が増補新版として朝日文庫として出版されました。

昔、この本を読んだことがありましたが、改めて増補新版の文庫を面白く読ませていただきました。

この本は、最近街中で見かけなくなった仏壇や御神輿を連想させる宮型霊柩車の起源と歴史を中心に、大正時代に誕生した霊柩車と明治・大正・昭和の葬送儀礼について言及しています。

本書は、1990年に刊行された『新版 霊柩車の誕生』に新たに第五章の「消えゆく「宮型」―文庫化にあたっての補筆―」が追加されています。本文自体は、まだ宮型霊柩車が一般的だった頃に書かれたものなので、それだけでも時代の変化を感じさせます。

宮型霊柩車の意匠的考察から葬送風俗全般と霊柩車の問題にまで考察し謎解きをていく様は、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきます。

井上章一氏には他にも日本文化を独自の面白い視点から考察した著書が沢山ありますので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
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清岸寺

Author:清岸寺
清岸寺・住職の弘之(お坊さん読みでコウシ)です。
学歴:大正大学人間学部仏教学科卒業、大正大学大学院修士課程修了。
趣味:読書、映画鑑賞、合気道(合気道歴20年)。

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