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『善導 六時礼讃―浄土への願い』

私と清岸寺の職員である宇野上人と共に浄土宗の高祖・善導大師の「六時礼讃」を訳注した『善導 六時礼讃―浄土への願い』が春秋社より発刊されました。

善導大師は浄土宗の宗祖・法然上人が師匠と仰がれた中国・唐の時代の中国浄土教の大成者です。

善導大師の生誕は西暦613年です。西暦2012年は善導大師の生誕1400年に当たりました。善導大師の生誕一千四百年を記念して、私と宇野上人とで善導大師の「六時礼讃」の翻訳作業をすすめ、ようやく完成いたしました。

「六時礼讃」は善導大師が撰述した『往生礼讃』の中、前序と後序を除いた偈の部分で、浄土宗や浄土真宗などで法要において節を付けてお唱えいたします。六時とは一日を六つに分けた時間で、「六時礼讃」とは一日六回それぞれの時間に「礼讃」をお唱えするお経です。浄土宗のお檀家の皆さまは、法要で「六時礼讃」の一部分をお聞きになったことがあると思います。

清岸寺の檀信徒の方には、一件に一冊づつ配布させていただきました。また、東京の浄土宗のご寺院様には東京教区から教化資料として配布していただきました。

ぜひ多くの方にご覧いただき、「六時礼讃」を味わっていただければと思います。
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井上章一『日本人とキリスト教』

以前に井上章一氏の『霊柩車の誕生』をご紹介いたしましたが、同氏の講談社から刊行された『日本人とキリスト教』が昨年10月に角川ソフィア文庫で文庫化されました。

文庫版には「文庫版へよせての、まえがき」と「文庫版へのとがき」が付され、巻末には仏教学者の末木文美士(すえきふみひこ)氏の解説が収録されています。

この本を読めば、日本人とキリスト教の関係を通じて、神道や仏教を含めた日本人の宗教観や歴史観が理解できます。
また、トンデモ本が好きな方も副読本としてお薦めです。

『あなたの知らない法然と浄土宗』

洋泉社の歴史新書から山折哲雄氏の監修で「あなたの知らない宗祖・仏教宗派別シリーズが刊行されていて、最近『あなたの知らない法然と浄土宗』が発行されました。

巻末の参考文献では浄土宗について書かれた一般書籍が多数挙げてあり、各項目もわかりやすく立てられています。

ただ、誤りも散見されます。

89頁に「法然が重んじた浄土五祖は、曇鸞、道綽、善導、懐感、少康である。ちなみに浄土真宗では、これに恵心僧都源信と法然を加えて「浄土真宗七高僧」と呼んでいる」とありますが、浄土真宗の七高僧は浄土五祖の懐感、少康を省き、はじめに龍樹、天親(世親)、うしろに源信、法然を加えたものです。

144頁に聖冏の著書として挙げられている「『釈浄土十二蔵頌義』三十巻」とあるのは「『釈浄土二蔵義』三十巻」です。

また、第三部Q12(150~151頁)では、「安土宗論」は信長の法華衆弾圧の策略だった!?として記述されていますが、最近では井沢元彦氏の『逆説の日本史』10「戦国覇王編 - 天下布武と信長の謎」第二章や、『「誤解」の日本史』第十章で論じられているように、安土宗論八百長説は疑問視されています。
安土宗論についてはウィキペディアにも簡潔にまとめられていますので、興味のある方はご覧ください。

なお、78~79頁に阿弥陀仏が仏となる前にたてた四十八願をいくつかあげて、第11を必至滅度の願、第18を至心信楽の願、第22を還相回向の願としていますが、浄土宗では通常、道光の『無量寿経鈔』によって第11は住正定聚の願、第18は念仏往生の願、第22は必至補処の願という名称を用いています。

一般書籍の浄土宗についての本について全体的に言えることですが、浄土宗の説明をするのに浄土真宗の本を元に記述するのはやめて頂きたいと思います。

『週刊 仏教を歩く[改訂版] 6号 法然』

朝日新聞出版から以前に刊行された『週刊 仏教を歩く』が最近[改訂版]として再刊されているようです。
そして法然上人を特集した『週刊 仏教を歩く[改訂版] 6号 法然』が2013年3月19日に発売されたようです。
カラーで大変読みやすく解説されていますので、以前に購入されていない方は、ぜひ今回お求めになってみてください。

井上章一『霊柩車の誕生』

最近、井上章一氏の『霊柩車の誕生』が増補新版として朝日文庫として出版されました。

昔、この本を読んだことがありましたが、改めて増補新版の文庫を面白く読ませていただきました。

この本は、最近街中で見かけなくなった仏壇や御神輿を連想させる宮型霊柩車の起源と歴史を中心に、大正時代に誕生した霊柩車と明治・大正・昭和の葬送儀礼について言及しています。

本書は、1990年に刊行された『新版 霊柩車の誕生』に新たに第五章の「消えゆく「宮型」―文庫化にあたっての補筆―」が追加されています。本文自体は、まだ宮型霊柩車が一般的だった頃に書かれたものなので、それだけでも時代の変化を感じさせます。

宮型霊柩車の意匠的考察から葬送風俗全般と霊柩車の問題にまで考察し謎解きをていく様は、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきます。

井上章一氏には他にも日本文化を独自の面白い視点から考察した著書が沢山ありますので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
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清岸寺

Author:清岸寺
清岸寺・住職の弘之(お坊さん読みでコウシ)です。
学歴:大正大学人間学部仏教学科卒業、大正大学大学院修士課程修了。
趣味:読書、映画鑑賞、合気道(合気道歴20年)。

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