もうすぐ桜の季節ですね。ちょうど東京の桜の季節に増上寺の御忌(ぎょき)が行なわれます。御忌とは浄土宗の開祖・法然上人の命日忌法要です。
今年(平成24年)は4月1日~11日まで東京の芝にある
大本山増上寺で
法然上人八百年御忌が行なわれます。法然上人の八百年大遠忌は去年でしたが、東日本大震災の影響で増上寺では1年遅れの開催です。
4月1日は三導師(増上寺・光明寺・善導寺大本願)による八百年御忌法要や東京教区の檀信徒大会がありますが、なんといっても御忌のメインは唱導師法要が行なわれる
4月2日~7日です。晴れていれば練行列も行なわれます。一般の方も見ることができますので、この期間に是非お参り頂きたいと思います。
また、4月8日は灌仏会(花まつり)に合わせて「法然さまをたたえるよい子のつどい」があり、4月9日~11日までは詠唱の奉納大会が行なわれます。
私は東京教区の浄土宗青年会の一員として、唱導師法要が行なわれる期間は、全国から集まる団参(団体参拝)への境内諸堂の案内と説明のお手伝いをいたします。
大河ドラマの「江(ごう)」は終わりましたが、お江(ごう)のお墓もある増上寺の徳川家霊廟は御忌の期間中だけ一般公開されています。現在はパワースポットとしても有名な江戸の将軍様が祀られた徳川家霊廟にまだ行かれたことのない方は、是非お越しください。